Feature #11177
open
Added by mame (Yusuke Endoh) over 9 years ago.
Updated 37 minutes ago.
Description
遠藤です。
Windows で __END__
以降に EOF 文字 (\x1A
) があったとき、それより先が読めないのは仕様でしょうか。
gen.rb:
puts "p DATA.read"
puts "__END__"
puts "foo\x1Abar"
以下のように実行すると再現します。
> ruby gen.rb > t.rb
> ruby t.rb
"foo"
DATA.binmode.read
などとしてみても同じです。
もちろん、Linux では先まで読めます。Windows でも、ソースコードをパイプで流し込んだ場合はなぜか読めます。
> ruby < t.rb
"foo\x1Abar\n"
さらに、EOF 以降に文字がいっぱいあった場合、EOF 以降の一部の文字が抜け落ちるような挙動になるようです。
gen2.rb:
puts "p DATA.read"
puts "__END__"
puts "foo\x1A" + "X" * 8192 + "Z"
> ruby gen2.rb > t.rb
> ruby t.rb
"fooXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXZ\r\n"
バッファリングのバグっぽい挙動ですが、バグでしょうか。
--
Yusuke Endoh mame@ruby-lang.org
Yusuke Endoh wrote:
Windows で __END__
以降に EOF 文字 (\x1A
) があったとき、それより先が読めないのは仕様でしょうか。
text modeでそうなるというのは当然仕様でしょう。
DATA.binmode.read
などとしてみても同じです。
その時点ではもう読んじゃってますから。
もちろん、Linux では先まで読めます。Windows でも、ソースコードをパイプで流し込んだ場合はなぜか読めます。
\x1A
がEOFとみなされるのは、ファイルから読んだときだけです。
さらに、EOF 以降に文字がいっぱいあった場合、EOF 以降の一部の文字が抜け落ちるような挙動になるようです。
gen2.rb:
puts "p DATA.read"
puts "__END__"
puts "foo\x1A" + "X" * 8192 + "Z"
> ruby gen2.rb > t.rb
> ruby t.rb
"fooXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXZ\r\n"
バッファリングのバグっぽい挙動ですが、バグでしょうか。
これはDATA
を使わなくとも再現しますね。
$ ./ruby -e 'puts "foo\x1A" + "X" * 8192 + "Z"' > txt
$ ./ruby -e 'open("txt"){|f|p f.gets; p f.read}'
"foo"
"XXXXXZ\n"
なるほど、メカニズムがよく理解できました。ありがとうございます。
ではその上で質問です。
-
\x1A
の後のバッファがすっ飛ぶのは仕様でしょうか。(DATA
に限らず)
-
読み込み途中で binmode にすることは非対応でしょうか。
もし内部バッファにたまっているのが改行コード変換済みだったら
無理かなあと思いますが。(ソース読んでなくてすみません)
非対応であれば、例外にしてくれると嬉しいなあと思います。
(これは必要なら別途 feature request にします)
--
Yusuke Endoh mame@ruby-lang.org
- Tracker changed from Bug to Feature
- ruby -v deleted (
ruby 2.2.2p95 (2015-04-13 revision 50295) [x64-mingw32])
- Backport deleted (
2.0.0: UNKNOWN, 2.1: UNKNOWN, 2.2: UNKNOWN)
本件についてDATA.pos が__END__直後を示さないこと、Cのfseek(0, SEEK_CUR)っぽく DATA.seek(0, IO:SEEK_CUR)を行っても改善しないことから
単純なワークアラウンドは存在しないと思っていましたが、
3.4-head で試したところ prismでの仕様の違いか別の理由からかは確認できていませんが DATA.pos が __END__直後を指していたので
IO.open(DATA.fileno, "rt") { _1.readlines } # 明示的にuniversal newlineを使用してopen
で\x1A
込みで読み込み可能でした。
>less -F data.rb
p IO.open(DATA.fileno, "rt") { _1.readlines }
__END__
textpart1
textpart1^Z
binpart1
binpart2
>ruby data.rb
["textpart1\n", "textpart1\u001A\n", "binpart1\n", "binpart2\n"]
上記にて、data.rb の改行は CR+LF です。
rubyの-xオプション付与でソースファイルをバイナリオープンさせることでも\x1A
以降の読み込みが可能でした。
こちらは ruby 3.3またはそれ以前でも可能のようです。
>less -F data.rb
#!ruby
DATA.pos # posなしだと [] しか得られない
p IO.open(DATA.fileno, "rt") {|f| f.readlines }
__END__
textpart1
textpart1^Z
binpart1
binpart2
>ruby -x data.rb
["textpart1\n", "textpart1\u001A\n", "binpart1\n", "binpart2\n"]
同様の動作を仕込むことで EOF以降も DATAでアクセス可能にできそうですが、DATA.class が Fileでなく IOになっちゃいますね…
Also available in: Atom
PDF
Like0
Like0Like0Like0Like0Like0