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Feature #11177

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DATAでEOF文字以降が読めない

Added by mame (Yusuke Endoh) over 9 years ago. Updated 34 minutes ago.

Status:
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Assignee:
-
Target version:
-
[ruby-dev:48994]
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遠藤です。

Windows で __END__ 以降に EOF 文字 (\x1A) があったとき、それより先が読めないのは仕様でしょうか。

gen.rb:

puts "p DATA.read"
puts "__END__"
puts "foo\x1Abar"

以下のように実行すると再現します。

> ruby gen.rb > t.rb
> ruby t.rb
"foo"

DATA.binmode.read などとしてみても同じです。

もちろん、Linux では先まで読めます。Windows でも、ソースコードをパイプで流し込んだ場合はなぜか読めます。

> ruby < t.rb
"foo\x1Abar\n"

さらに、EOF 以降に文字がいっぱいあった場合、EOF 以降の一部の文字が抜け落ちるような挙動になるようです。

gen2.rb:

puts "p DATA.read"
puts "__END__"
puts "foo\x1A" + "X" * 8192 + "Z"

> ruby gen2.rb > t.rb
> ruby t.rb
"fooXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXZ\r\n"

バッファリングのバグっぽい挙動ですが、バグでしょうか。

--
Yusuke Endoh

Updated by nobu (Nobuyoshi Nakada) over 9 years ago

Yusuke Endoh wrote:

Windows で __END__ 以降に EOF 文字 (\x1A) があったとき、それより先が読めないのは仕様でしょうか。

text modeでそうなるというのは当然仕様でしょう。

DATA.binmode.read などとしてみても同じです。

その時点ではもう読んじゃってますから。

もちろん、Linux では先まで読めます。Windows でも、ソースコードをパイプで流し込んだ場合はなぜか読めます。

\x1AがEOFとみなされるのは、ファイルから読んだときだけです。

さらに、EOF 以降に文字がいっぱいあった場合、EOF 以降の一部の文字が抜け落ちるような挙動になるようです。

gen2.rb:

puts "p DATA.read"
puts "__END__"
puts "foo\x1A" + "X" * 8192 + "Z"

> ruby gen2.rb > t.rb
> ruby t.rb
"fooXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXZ\r\n"

バッファリングのバグっぽい挙動ですが、バグでしょうか。

これはDATAを使わなくとも再現しますね。

$ ./ruby -e 'puts "foo\x1A" + "X" * 8192 + "Z"' > txt
$ ./ruby -e 'open("txt"){|f|p f.gets; p f.read}'
"foo"
"XXXXXZ\n"

Updated by mame (Yusuke Endoh) over 9 years ago

なるほど、メカニズムがよく理解できました。ありがとうございます。

ではその上で質問です。

  1. \x1A の後のバッファがすっ飛ぶのは仕様でしょうか。(DATA に限らず)

  2. 読み込み途中で binmode にすることは非対応でしょうか。
    もし内部バッファにたまっているのが改行コード変換済みだったら
    無理かなあと思いますが。(ソース読んでなくてすみません)

非対応であれば、例外にしてくれると嬉しいなあと思います。
(これは必要なら別途 feature request にします)

--
Yusuke Endoh

Actions #3

Updated by jeremyevans0 (Jeremy Evans) over 1 year ago

  • Tracker changed from Bug to Feature
  • ruby -v deleted (ruby 2.2.2p95 (2015-04-13 revision 50295) [x64-mingw32])
  • Backport deleted (2.0.0: UNKNOWN, 2.1: UNKNOWN, 2.2: UNKNOWN)
Actions #4

Updated by YO4 (Yoshinao Muramatsu) about 24 hours ago

本件についてDATA.pos が__END__直後を示さないこと、Cのfseek(0, SEEK_CUR)っぽく DATA.seek(0, IO:SEEK_CUR)を行っても改善しないことから
単純なワークアラウンドは存在しないと思っていましたが、
3.4-head で試したところ prismでの仕様の違いか別の理由からかは確認できていませんが DATA.pos が __END__直後を指していたので

IO.open(DATA.fileno, "rt") { _1.readlines } # 明示的にuniversal newlineを使用してopen

\x1A込みで読み込み可能でした。

>less -F data.rb
p IO.open(DATA.fileno, "rt") { _1.readlines }
__END__
textpart1
textpart1^Z
binpart1
binpart2

>ruby data.rb
["textpart1\n", "textpart1\u001A\n", "binpart1\n", "binpart2\n"]

上記にて、data.rb の改行は CR+LF です。

Actions #5

Updated by YO4 (Yoshinao Muramatsu) 34 minutes ago

rubyの-xオプション付与でソースファイルをバイナリオープンさせることでも\x1A以降の読み込みが可能でした。
こちらは ruby 3.3またはそれ以前でも可能のようです。

>less -F data.rb
#!ruby
DATA.pos # posなしだと [] しか得られない
p IO.open(DATA.fileno, "rt") {|f| f.readlines }
__END__
textpart1
textpart1^Z
binpart1
binpart2

>ruby -x data.rb
["textpart1\n", "textpart1\u001A\n", "binpart1\n", "binpart2\n"]

同様の動作を仕込むことで EOF以降も DATAでアクセス可能にできそうですが、DATA.class が Fileでなく IOになっちゃいますね…

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