Backport #4230
closedPlatformSDKのヘッダでビルドするとSocket::getaddrinfoで例外
Description
=begin
以前からVC++6.0対応の最後の Platform SDK である「Microsoft Platform SDK February 2003」を使ってビルドしていました。
ruby-1.8.7-p330から ext/socket/extconf.rb が変わった事で、getaddrinfo()、getnameinfo() に、エミュレーション・コード(getaddrinfo.c、getnameinfo.c)の代わりに Windows API が使われるようになりました。
これにより、以下のコードの address に nil や "localhost" を与えた時に例外が上がるようになりました。
---- ここから ----
require 'socket'
port = 80
address = "localhost"
p Socket::getaddrinfo(address, port,
Socket::AF_UNSPEC, # address family
Socket::SOCK_STREAM, # socket type
0, # protocol
Socket::AI_PASSIVE) # flag
#=>
test.rb:4:in `getaddrinfo': getnameinfo: 呼び出しでポインタ引数を使用するときに、無効なポインタ アドレスを検出しました。 (SocketError)
from test.rb:4
ruby-1.8.7-p302 =>¶
[["AF_INET", 80, "localhost", "127.0.0.1", 2, 1, 6]]
---- ここまで ----
このテスト・コードは WEBrick::Utils#create_listeners に書かれているものです。WEBrick 利用のアプリケーション(gem server など)が動かなくなって気付きました。
なお、VC++6.0 のヘッダでビルドした時は getaddrinfo.c、getnameinfo.c が使われるため、上記現象は起きません。
ext/socket/extconf.rb を以下のようにすると、Platform SDK のヘッダでビルドした時の getnameinfo() API 呼び出しの矛盾がなくなり、上記現象が解消します。また結果として IPv6 対応になります。
また VC++6.0 のヘッダでビルドした時は、従来どおり getaddrinfo.c、getnameinfo.c が使われます。
---- ここから ----
--- extconf.rb.org Wed Nov 24 18:37:06 2010
+++ extconf.rb Tue Jan 04 20:27:24 2011
@@ -43,4 +43,5 @@
if checking_for("ipv6") {try_link(<<EOF)}
-#include <sys/types.h>
-#include <sys/socket.h>
+#{(RUBY_PLATFORM =~ /mswin32/) ?
- "#include <winsock2.h>\n#include <ws2tcpip.h>" :
- "#include <sys/types.h>\n#include <sys/socket.h>"}
int
@@ -48,2 +49,3 @@
{ - struct in6_addr dummy;
socket(AF_INET6, SOCK_STREAM, 0);
---- ここまで ----
=end