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Bug #4723

closed

Bug #4696: thread.c#lock_func() が spurious wakeup unsafe

check_deadlock_i での transition_for_lockの扱いが thread unsafe

Added by kosaki (Motohiro KOSAKI) over 13 years ago. Updated over 13 years ago.

Status:
Closed
Target version:
ruby -v:
ruby 1.9.3dev (2011-05-13 trunk 31548) [x86_64-linux]
Backport:
[ruby-dev:43563]

Description

kosakiです。別のチケット切ります。

あと、transition_for_lock に volatile を付けるのもお願いします

これは明らかに悪い効果を及ぼしようがないので、先にコミットしました。
しかし、ご存じの通り、volatileをつけることでスレッド安全になるのは
マシンがUP(マシンにCPUが1つしかない)環境に限られており、最近は
デスクトップでもその仮定はあやしい。

というわけで、transition_for_lockを思い切って削除してしまうパッチを
作りました。設計ポイントは

・lock_func()を出るときにtransition_for_lockは元々なんの意味も無かった。lock_func出口で
GVL取れずに滞留しているときは、mutex->th や RUBY_VM_INTERRUPTED(th) を見ることで
check_deadlock_i()から状態変化が可視であった。
・元のデザインは GVLとmutex->lockを同時にとっては危ないという考えてそれを回避すべく
頑張っていたが、ソースコード全体を調査したところ、そんな事ないことが分かった
・よって、最初にGVLとmutex->lockを両方とも持っている瞬間をつくって、そこでvm->sleeper
をインクリメントすることにより、vm->sleeperはインクリメントされたが、mutex->cond_waiting
がまだインクリメントされてない瞬間が check_deadlock_i() から見える事はなくなる

どうでしょう?


Files

0001-remove-transition_for_lock.patch (3.04 KB) 0001-remove-transition_for_lock.patch kosaki (Motohiro KOSAKI), 05/17/2011 10:48 PM
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